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やる気スイッチと指導者の課題

お正月気分も消え、私も通常通りレッスンを行い、自分の勉強と創作を進めています。

先日の今年初めてのレッスンで、ちょっと驚きな事がありました。

ちょっと補足になりますが、このクラスの添削は順番制で、さらに平等性を保つ為に添削作品数にも決まりを設けています。内心ではこのルールも一長一短で、特に習い始めや、新しい分野へ挑戦を始めた人にとってはあまりよろしくないと思っていました。かといって、「いくらでもどうぞ」とすると、一人にどんどん時間が割かれ、限られたレッスン時間内に全員に平等に対応できず、試行錯誤を重ねた結果、現在のルールを適用しています。

昨年、書道経験のある方が臨書を学びたいという確たる目的を持って私の教室に入会されたので、その目的達成に繋がる指導をと考え、臨書の添削作品数の制限を撤廃し、まずは短期集中で全臨する事を目標にしました。

この状態をこの生徒さんだけの特例にしてはまさに不平等なので、生徒さん全員に対して臨書においては添削数に制限なしとし、希望者には書いたら書いた分だけ添削するようにしていました。

そうすると少しずつ皆が頑張り出すようになり、先日の今年最初のレッスンでは、私が驚くぐらい年末年始に書き溜めたものを持参してきました。

やる気スイッチがON!になったようです。

「先生が書いただけ見てくれるって言うから・・・」と言われた生徒さんがいました。
生徒という立場では年齢に関係なく、指導者から頑張った分をまずは評価してほしいしという欲求があるものだと改めて学びました。

全員に対して同じ量を添削するのは量的、時間的の平等は保てるかもしれませんが、指導者として今までちょっと楽をしていたのかもしれないと受け止めています。ただ、限りある時間の中で全員に対応するにはどこかで時間的な線引きは必要なのも事実です。もっと言えば、運営面では生徒さんは多ければ多いほど良く、匙加減が難しいのですが、指導者側の工夫や新しい試みをもっと大胆に取り入れ、やりながら訂正や補正を繰り返すのが一番良いのではないかと年初に難しい課題を頂いた気持ちです。

生徒さんの大きな変化にとても嬉しかった半面、私自信も変わって一層充実したレッスンの提供を続けていかなければならない緊張感に包まれています。

今後も変化を恐れず、より一層精進して楽しく共に書道を学んでいきたいと思っています。

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今年もよろしくお願いいたします

明けましておめでとうとうございます。
昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。

2023年が始まりました。穏やかな天気に恵まれた年末年始を過ごしました。

昨年はこれまでの人生の中でも一番といえるぐらい、深く深く自分と向き合った一年でした。そんな中でも少しでも前進したいと思い、新しい事にも目を向け、ゆっくりと一歩一歩を進め、小さいけれど大きな成功を掴むことができました。

また新しいご縁、そしてこれまでのご縁にも救われた一年でした。

年末にかなり思い切って断捨離をし、清々しい気持ちで新年を迎え、今はとても明るく前向きな気持ちです。

今年は海外への展開をより広げ、作品紹介の手法にも新しい事を積極的に取り入れてみたいと思っています。また、大型作品を中心に創作活動も意欲的に進め、しっかりとした仕込みを着実に重ねていきたいと思っています。

勿論、教室運営をはじめとする指導業務も同様です。楽しく学べる場の提供を心がけ、一人でも多くの人に書道の楽しさをお伝えし、生徒の皆さんと共に学んでいきたいと思っています。

そしてもう一つ忘れてはいけないのは自己研鑽。
ついつい自分には甘くなりがちですが、手を抜くことなく取り組んでいきたいと思っています。

改めて昨年は大変お世話になりました。
この気持ちを忘れず、今年は多くの方にご恩をお返しできるよう努めていく所存です。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

石本 美帆

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変化を楽しむ

今日の東京はとても冷たい雨の1日です。数日前から今日は寒く雨になることが分かっていたので、昨日のうちに大型作品の草稿作成を済ませ、今日は家事と読書、資料整理などでゆっくり過ごすつもりです。

長く一つの事に取り組んでいると、好みが変わってくることがあります。
単に好みの変化なのか、今まで見えないものが見えてきた結果としての理解や解釈の変化なのか、その両方なのか。

私自身においても、作品の傾向や目指したい世界がここ数年で大きく変化しています。
以前は迫力や気力に満ちた作品が好きでしたが、近年は空間を意識し、優しいのに強く最小限の動きで最大限の表現をしている作品を目指し、取り組むようになりました。特に空間には、かなり拘りを持つようになっています。

当然、鑑賞する際にも同じような視点になります。
空間が響き、奥行きを感じられる作品に強く引き込まれるし、一つの線に生命力を感じると、暫く見入ってしまいます。そんな時は作品と対話が出来る気がします。

こんな変化が自分でも楽しいと感じています。
この先、また変化があるのかもしれません。その時に何を感じ、表現したいのか、そんな事を考えると年齢を重ねるのが楽しくもあります。むしろ、今は変わっているであろう未来の自分を期待してしまいます。

日々の積み重ねは同じ事をしていても気が付かないうちに影響され、新しいものを吸収し、感じ方が変わるのでしょうね。

これから一層寒くなり活動するのが億劫になりますが、今後の作品のアイデアをゆっくりと練る時間や臨書の勉強にあてて、前向きに過ごしたいと思っています。

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唯一無二

11月になりましたね。今年も残り2か月、早いですね。

ここ数年、自分の作品のスタイルは今後どうあるべきか、漠然と考える事がよくありました。国内で活動する分には、例えばオーダー作品なら依頼主からの要望や用途に合わせ、自分の個展であれば「今の私が表現したいこと」をメインに幅広く創作しています。

ただ、数年前から海外へ活動範囲を広げ、より多くの人に書道の魅力や墨や筆の多様な表現力を知ってほしいと展示会へ出品したり、現在はニューヨークの画廊で常設展示を行うなど、少しずつ活動の機会も増やしつつある中、書道は勿論のこと、漢字や仮名を理解しない人がほとんどの中で、どのようなスタイルが受け入れられるのか、内心では戸惑いがありました。

なるべく直感的に鑑賞できる作品の方が受け入れやすいだろうと、海外へは一文字や二文字の少字数作品や金文や甲骨文字といった古代文字の作品をメインにし、今のところ少しずつ良い反応もいただき、購入していただく事もあります。

ただ、今後もずっとこのスタイルのままでいくべきなのだろうか?という問は常にあり、いつもどんよりとしていました。というのも書道には書体は5つもあるほか、少字数から多字数、墨色や紙の大きさも様々、本当に幅広い多様性があるのが書道の良さなので、自らスタイルを固定したくない、という思いが強かったからです。

そんな中、先月末に好きなミュージシャンのコンサートに行く事ができてすっきりと答えが出ました。良いものは良いのだから、自分がしっかり勉強し、鍛錬することを繰り返す中で、良いもののエッセンスは国を超えて伝わるのではないだろうか。そしてその良いものを伝える努力をすべきなのではないか、と考え方が変わりました。

少し大きな事を言うようですが、これを繰り返していくことで、私なりの「唯一無二」のスタイルが確立できるのではないかと思っています。

とにかく良いものを吸収し、応用していく。日々の積み重ねや古典書道の学びには終わりがないとつくづく思う今日この頃です。

結局、毎日やるべき事は変わりませんが、気持ちは新たな思いとなりました。
好きなものを徹底的に好きになり、でもあまり感情的にならず、とにかく向き合い吸収して私の中の引き出しを増やしていきたいと思っています。

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教えながら教えられる

秋になったと思ったのも束の間、朝晩はしっかり冷え込み、季節の移ろいの速さを感じます。心地よい秋を存分に満喫したいと思いつつも、寒さに弱い私には次の季節を迎えるのが少々、憂鬱です。

先日のレッスンで、指導する者も学ぶ者も「基本に帰れ」と改めて感じた事がありました。

ある生徒さんの事ですが、この数か月、とにかく字が小さく、線にも表情が無い状態が続いていました。最初は慣れない臨書に戸惑い、本人なりに苦労しているのだろうと思っていました。しかし数か月たっても変化がありません。私は同じことを繰り返し添削しつつも内心ではどうして変わらないのか、なぜ大きく書けないのかずっと頭にあり、添削方法を変えてみようか、今の手本から一度離れて違う教材に取り組むべきか、いつも考えていました。

そして先日のレッスン。自宅で書いてきたものはやはりこじんまり。きっと本人も毎回同じことを言われて、嫌気もさしているだろうと思い、「次は紙からはみ出るぐらいの大きさで書いてみて」とアドバイスし、本人の目の前で手本も書いてみせました。そうしたら少し言いにくそうに「筆が駄目かもしれません」と言われました。

一瞬、私は「筆が駄目」の意味が分からず、すぐに返答できなかったのですが、続けて「中筆で書いていました」と言われたのです。半紙に四文字をずっと中筆で書いていたのか…そりゃ、大きくは書けない訳だ!と全て合点しました。本人は、その前に書いていた違う手本では中筆が丁度良く、書きやすい筆でもあったから手本が変わっても中筆を使い続けたそう。

私ももっと早くに気付くべきでしたが、このクラスは添削順番が決まっていて、常に添削をし続けている状態なので、私が生徒さんが書いている現場ををゆっくり見る時間がほとんど無く、その状況に甘えていました。また、親筆で書いているものと思い込みもありました。

書をする者にとって、道具選びは常に気を配り、結果次第で柔軟に変更していくもの。
導くものは、常に学ぶ者に寄り添い、現場で短時間で解決することを心がけるもの。

今回は学ぶ側も導く側にも落ち度があった訳です。今回の事で、現在の添削について反省すべき点が明確になりました。改善すべき事はすぐに改めるつもりです。

失敗しながら、こうして経験を積める事は有難い事です。
まだまだ半人前で教えられながら指導している身ですが、芸術の秋に相応しく、楽しく書道に取り組んでいきたいと思っています。

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プロフィール

書道家(書道師範)、東京生まれ、北海道育ち、現在都内在住

美帆

Author:美帆
書道家(書道師範)、東京在住。あおい書道教室を主宰、大人から子供までを指導。作品制作においては、国内に限らず海外へも活躍の幅を広げ、多方面で活動中。

毎週月曜日夜間クラス(場所:新橋、成人対象)、隔週火曜日午後クラス(場所:高島平)の生徒募集中です。
レッスンの詳細はホームページ
(https://www.miho-ismt.com)をご覧ください。
お問い合わせはホームページ、または本ブログのメールフォームからお願いします。

出張指導にも応じています。プライベート、グループ(企業・団体への出張可)でのレッスンなど初心者から師範取得まで柔軟に対応いたします(級、段の取得可能)。

いまさら聞けない筆使いの基本、臨書の学習方法、創作の基本、理論などに特化した経験者向けの指導も可能です。既に他の教室で習っているものの行き詰まりを感じている方、伸び悩んでいると感じている方、私をセカンドオピニオンとしてお気軽にご相談ください。

作品制作、看板文字、ロゴデザイン制作なども承っております。お気軽にメールフォームよりお問い合わせください。

(注)プライベートレッスンについては、女性限定とさせていただいております。

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