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来月の作品展示 in New York

今日から6月。今年も半分が過ぎようとしているんですね。私は年明けしてまだ1ヶ月ぐらいの感覚なんですが。
これからは梅雨、そして梅雨明けからの夏本番と、暑さと高湿度との闘いになりますね。

暫くブログの更新もせず慌ただしくしていましたが、元気に過ごしています。

昨年5月から今年4月一杯までの1年間、ニューヨークのギャラリー「Montserrat Contemporary Art」で作品2点を常設展示し、1点はご購入していただく事ができました。海外のギャラリーで1年間という長期展示そのものが初めての経験なのに、購入していただけた事は大きな励みになりました。

この展示は4月一杯までなので、4月半ば頃には展示終了に伴い、作品の返送なり、場合によっては展示期間延長の提案なり、何らかの連絡があると思っていましたが、その連絡は予想もしていない内容でした。

来場者から私の作品に対しとても良いコメントや反応があるとの事で、展示作品を追加して、7月に企画展示をしてみてはどうか、という打診でした。内容としてはグループ展ですが、画廊が作家を選出するので、友人同士で行われる日本のグループ展とは異なります。しかも、もともとの打診は、グループ展ではなく個展としての展示だったそうで、とにかく有難い限りです。

打ち合わせ、作品選定から額装の手配、その他の細々とした作業が一気に始まりました。さらに今年に入ってから、今後の新作発表に向けてゆっくりと創作を進め、アイデアをまとめていたところだったので、時間が許されるなら新しい構想を形にしたいという思いもあり、時間ギリギリで何とか新作2点を追加し、全部で9作品を今年7月の1ヶ月間、またニューヨークの同ギャラリーで展示します。

新作も書き終え、私が担当する作業はほぼ手から離れたので、来月から始まるのに既に終了したような気持ちです。

今の心境は、やるべき仕事にしっかりと取り組めたので結果はあまり考えず、今後はまたその次に向けて淡々と書き続けていきたいと思っています。そのための勉強もしなくてはいけません。知りたい事、見たいもの、やってみたい事は常にあります。まだ形になっていない作品の構想や思いが幾つかあるので、いつもの日常が戻りつつある今、ゆっくりと取り組んでいきたいと思っています。

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新作 その① 「響」 60cm x 60cm

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新作 その② 「圓」  60cm x 60cm

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「手本がないと書けない」問題ーその①ー

この週末は久しぶりに雨に降られず、気持ちよく過ごせました。

私のブログに立ち寄ってくださる方は書道をしている(していた)方や、興味がある方が多いと思うのですが、今回のブログのテーマは、特に習っている(いた)人にはきっと心当たりがあるのではないでしょうか。

ズバリ、「習っているのに手本がないと書けない」問題。どうですか?「それ、私です」の方、いませんか?

これまでの指導経験から、ほとんどの生徒さんは手本そっくりに書くことを目指しているんですが、それは正しくもあり、誤りでもあるのです。なぜ、手本そっくりに書けるように手本を見ながら書いているにも関わらず、手本なしだと書けないのか?それはお手本を”見ているだけ”だからなのです。

今回の内容は、古典臨書や作品制作ではなく日常生活の中での字(メモ、手紙、のし袋など)についてのお話に限定します。

字は組み立てのルールがあります。偏(右部)と旁(左部)で構成される字、冠(上部)と足(下部)で構成される字、複数のパーツで構成される字。「子」や「女」のように分解できない字もありますが、多くの字はいくつかのパーツから構成され、各々のパーツを正しく組み立てれば美しい字になるのです。

例えば「偏と旁のルール」は使用頻度がとても多いので、私は初歩段階のうちからルールを覚えられるように、何度もおさらいしながら指導しています。「ルール=公式」なので、一つの公式を身に付けると応用させていけるんです。

つまり、このルールを覚え、仕上がりの理想形をイメージしながら練習をする習慣があるか、、、なんです。

「あ、偏と旁で構成されている字だ。じゃあ、あのルールで書けばいいんだな」と、見た瞬間に思えるか、思えないかなんです。ルールが分れば、頭の中で理想的な形が具体的にイメージできます。この理想形のイメージを鮮明に持てれば、あとは正しい筆順と筆遣いで書くだけです。

ひたすら書き続ける事も大切ですが、書く前に頭の中でどのルールを適用するか確認し、理想の形をイメージすることで効率良く美しい字を書けるようになります。ルールは一度では覚えられませんが、何度も繰り返し実践する事で身に付ければいいんです。スポーツでも論理的かつ効果的に、成功のイメージをしてトレーニングするようになってますよね。書道も同じ事です。ただ、ひたすらに何時間も書けばいいってもんじゃないのです。

私の教室では、このルールを覚えてほしくて、手本なしの課題にも取り組んでもらっています。どの生徒さんも、最初は戸惑っていますが、まずは手本なしで自分なりに書き、次に添削し私が手本を書きながらポイントを説明、そしてまた練習して仕上げる、という工程を繰り返します。手本なしといっても、例えば「左右」とか「達成」のような書写レベルからです。

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理想形をイメージしてから書く習慣を身に付けることが目的なので、一発で合格することは求めていません。ルールをどれぐらい身に付けているか確認の場にしてほいのです。

これは手本がない場でも、今まで習った成果を発揮し、自分が満足できるような字を書けるようになってほしいという私の思いです。少々手荒なレッスンかもしれませんが、慣れてきたら、どの生徒さんも違和感なく取り組んでいます。

是非、日ごろから字の組み立てのルールを思い出し、理想形のイメージを意識してみてください。あっという間に字形が整い、そして永久に維持できます。

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準備はゆっくり進行中

今日、東京は一日中、雨模様で少し肌寒いお天気でした。でも明日は一気に気温があがるようで、そろそろ本格的な熱中症対策もしなければなりませんね。

今週はGW明けで忙しく過ごされている方も多いと思います。私の今年のGWは特に大きな予定もなく、細々とした個展の準備をしながら、気分転換で近場に出かけて過ごしていました。まあ、目の前に大きな仕事が控えているので、パーッと旅行に出かける気分にもならなかったので、丁度良かったと思っています。

昨日は額縁をオーダーする専門店に出向き、マットと額縁をワクワクしながら選定してきました。あまり書道っぽくない、かなり斬新なものも選び、仕上がりが今からとても楽しみです。

会場内と会場外に出す看板も仕上がりました。これまでは模造紙に毛筆で書いていましたが、今回は毛筆は止めて、カッティングシールもどきを自ら作成して、カッターで切り、のりで貼るという地味な作業で仕上げました。近くで見ると素人作業丸出しですが、数日間の看板としては、上出来だと自己満足しています。

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今後も手作り作業が続きます。そしてデザイナーさんのご協力のもと、図録を仕上げなければなりませんが、ゆっくりと着実に進んでいます。

勿論、レッスンは通常通り実施しています。忙しい中でのレッスンは、かえって気持ちの切り替えになり、また「気づき」もあり大切な時間です。こう考えると、改めて周囲の人に支えられているのだと実感します。

個展当日を迎えるのが少しずつ楽しくなってきました。

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■ 第四回 石本美帆 書作展 ■

日時   2017年5月30日(火)~2017年6月4日(日)
      11:00~18:30(最終日は16:00まで)

場所   銀座アートホール
      〒104-0061
      東京都中央区銀座8-110
      高速道路ビル(銀座コリドー街)

      TEL 03-3571-5170

※新橋駅銀座口から徒歩3分、ほか銀座駅、有楽町駅からも徒歩圏内

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坐馳(ざち)

心地よい日が続いております。気温も湿度も丁度良く、何もするにも清々しく気持ち良い季節ですね。私は先週、無事に台湾旅行から帰ってきました。台湾でのあれこれは、後ほどご報告したいと思っています。

近い台湾とはいえ、海外旅行には間違いないし、旅行前にも予定が詰まり気味だったこともあり、実は今、疲労感が取れず気持ちも乗れません。集中力も持続しないし、うっかりミスが多発するので更に悪循環。

こんな状況の中、次の作品に取り掛からなければと、だらける体と頭にムチ打って墨場必携を見ていたら「坐馳(ざち)」という言葉に出会いました。荘子の「人間世」の一節にある言葉です。墨場必携の解説には「居ながらにして馳(は)しること」とありましたが、直観的にもっと深く知りたくなり調べてみました。

「吉祥止止 夫且不止 是之謂坐馳」
吉祥は、止(むな)しきに止(あつ)まるなり。それかつ止(むな)しうせず、是をこれ坐馳(ざち)という。
つまり
「幸福は無心なるところに集まる。無心にならずに、さかしらな知恵を働かしていれば、坐っていながらにして馳(はし)るのと同じで、心は一向に休まることが無い。」
だそうで、今の私への戒めのように心に刺さりました。

実は少し前から、これからの自分の人生のために改めなければと思っていた事なんです。元々の性分もあるのでしょうが、どうも取り越し苦労をしがちで、あれこれと先回りしてしまう。一日の予定をこなせないと自分を責める性格なうえ、仕事と趣味が一体化しているので休みの日も切り替えができず、結局仕事をしてしまう。犠牲にするのはいつも睡眠時間で寝る時間を割いて書いてしまう、、、など本当に無心になって休める日など、一年に数日も無い生活です。一見、几帳面で真面目そうにも見えるかもしれませんが、体は機械ではありません。無理が続くと体が拒否反応を示します。(実は先週、脳貧血で倒れてしまいました。。。汗)

ああ、まさに今がこの状態にあるな、と感じました。そろそろ真面目にオンとオフの切り替えについて考えなければいけないよ、と神様からのお告げのように感じました。生涯現役を目指すなら、それなりのペースを守らなければ続きません。もう10代や20代の頃のような無理は止め、続けるために必要な休息をとる事も仕事の一つにしなければいけませんね。少しズボラぐらいで丁度良いのかも。

休むことが「怠け」のイメージが強く、人よりも長く働く事が美徳のように生きている私達日本人にとって、良い仕事をするための休息を、と意識改革していかなければなりません。日頃、他人に「ワーク・ライフ・バランス」について語っていた私、実はその私が何も変わらず口先だけで偉そうな事を言っていたのでした。

反省。。。

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言葉から頂くパワー

つい数か月までうだるような暑さだったのに、秋が訪れたと思ったらもう師走です。もう来年の仕事の予定も入り、来年のカレンダーに少しずつ予定が埋まり出しました。そろそろ今年一年を振り返り、反省したり、満足したり、、、そして来年の目標も立てなければなりませんね。私はようやくほっと一息つける状況になりました。少しペースを落として、暫くの間は自分の勉強と創作用メモの整理などに時間を充てたいと思っています。

つい数日前まで、土日も祝日も休みなく過ごしていたので、年内はのんびり過ごそうと思っていたのですが、実際にその時になってみると、これまであまり出来なかった事がやりたくて仕方ない、そんな気持ちです。

そして、さらに前向きにさせてくれたのは、周囲から頂いた色々な言葉です。「次の個展はいつですか?」「次の個展の時も知らせてください」「そろそろ個展してください」、、、など、本当にありがたい言葉です。何より私の力になります。ゆっくりするのもいいけれど、こんな暖かいお言葉をかけて頂けるうちは、少しでも期待に応えられるように頑張らないとバチが当たる、そう感じています。まだ決定はしていませんが、少しずつ次回の個展の時期を考えています。やっぱりやらなきゃね。

もう一つ、嬉しいお言葉のエピソードがあります。先日届いた喪中はがきの一枚に、ぎっしりとコメントが添えられていました。個人が特定されないように少しボカシてコメントの内容をまとめると「数年前、職場でイジメにあい、手足が震える症状が出て、メンタルヘルス科に通っていたけれど、私の書道講座を受講するようになり、心を落ち着けて字を書く事によって症状が治まってきた。それだけでなく、今まで知らなかった事を学ぶことが楽しいです」といった内容でした。この方がイジメにあわれていた事、そして通院されていた事は今まで知りませんでした。本来なら、他人にはあまり話したくない内容のはずです。きっと伝えたい気持ちがそうさせたのでしょう。その方の気持ちを思うと、ぐっと込み上げてくるものがありました。このようなお葉書を頂くと、これまで以上に一回のレッスンを大切にしなければという気持ちと、こんな私にも少しでも人助けに通じる事ができるのかもしれないという気持ちになりました。

人の行動は人の言葉に突き動かされるものだと感じています。そして同時に、どこで誰が何を見ているか分からないものだとも感じてます。常に楽しく、アクティブで、そしてフェアなレッスンを心掛けていますが、改めて大切にしなければと襟を正す思いです。

偶然にもこの数日間に、何人かのお言葉から大変強いパワーを頂き、今の私の気持ちは暖かく、前向きなのです。少しずつ恩返しができるよう、精進してまいります。まずは体調管理をしっかり!です、お互いに。



プロフィール

書道家(書道師範)、東京生まれ、北海道育ち、現在都内在住

美帆

Author:美帆
書道家(書道師範)、東京在住。あおい書道教室を主宰、大人から子供までを指導。作品制作においては、国内に限らず海外へも活躍の幅を広げ、多方面で活動中。

毎週月曜日夜間クラス(場所:新橋、成人対象)、隔週火曜日午後クラス(場所:高島平)の生徒募集中です。
レッスンの詳細はホームページ
(https://www.miho-ismt.com)をご覧ください。
お問い合わせはホームページ、または本ブログのメールフォームからお願いします。

出張指導にも応じています。プライベート、グループ(企業・団体への出張可)でのレッスンなど初心者から師範取得まで柔軟に対応いたします(級、段の取得可能)。

いまさら聞けない筆使いの基本、臨書の学習方法、創作の基本、理論などに特化した経験者向けの指導も可能です。既に他の教室で習っているものの行き詰まりを感じている方、伸び悩んでいると感じている方、私をセカンドオピニオンとしてお気軽にご相談ください。

作品制作、看板文字、ロゴデザイン制作なども承っております。お気軽にメールフォームよりお問い合わせください。

(注)プライベートレッスンについては、女性限定とさせていただいております。

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