2021/03/08
他の分野からの刺激
2月はあっという間に過ぎてしまいました。3月も既に一週間が過ぎましたが、天候が少々不安定ですね。今日は朝から冷たい雨が降っています。でも春の花の梅やミモザが咲き、気分は着実に春に向かっています。今日は直接書道とは関連はないのですが、現代アートについてです。
3月6日、7日に東京ポートシティ竹芝で開催されたtagboat art fairに行ってきました。このブログで最近紹介している配信サイト「00:00 studio」で連日配信されている作家さんの創作現場を画面から見て、完成した作品をどうしても自分の目で見たいと思ったからです。
日頃からアート鑑賞は好きで、一人であちこち行くのですが、思い出してみてもアートフェアに一人で行ったのは初めてです。
その作家さん、アーティストネームはOUMA(オーマ)さんといいます。詳しくはホームページなどご参照いただきたいのですが、彼女の作品のコンセプトがどれも興味ぶかく、また共感できるものが沢山ありました。
特に壁一面に広がる壮大な作品、これはハガキサイズのピースの集合体。その集合体で作品なのですが、実はその構成する1ピース毎もアートであり、1ピースでも購入できるのです。だからよく見ると、ところどころ欠けている箇所がある。実際、世界各地で、色々な方が購入されているそうです。

そして欠けた(売れた)箇所は、新たなピースで埋めることなくそのままにし、購入した人の思いや歴史を重ねていく、というのがこの作品のコンセプト。せっかく作った作品が欠けるのは勿体ないような気もしますが、その作品を愛して購入してくれた人の思いが詰め込まれるのは、参加型アートともいえますよね。

そして私も参加しました。そうです、その場で1ピース購入しました。今の自分に欲しい色、イメージにぴったり合う一枚を選びました。一枚はハガキサイズなので、手持ちのフォトフレームが使えるのも良い。

書道ではなかなか出来ない(出来たとしても彼女のアイデアの二番煎じになるので、やりませんが)ことで、現代アートならではの楽しみ方だと思いました。でも、書道にもやり方は異なっても、見る方が楽しめる工夫にはもっと検討の余地があると思いました。今まで、かなり一方的だったかな、と少し反省もしています。
芸術は作品とみる人との対話、自分の活動においてその根底を見直そうと思っています。
たまにこうして他のジャンルの作品を見て、作家さんから直接お話を聞ける機会は、自分の考え方や活動の枠を広がるものだと強く思った体験でした。
そして作業配信の力はスゴイ、という結論にもなる訳です。他のSNSからは伝わらない、作業している人の人柄や作業工程の一部が垣間見れる事、見せる事は、時に見ている人の行動や思考も変えてしまうのです。
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