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今年を振り返って・・・

またまた登場。
今、手がけている願真卿の「祭姪分稿」の臨書、終えました。
中途半端のまま年を越したくなかったので、少し意地を出して。
終わるとやっぱりスッキリ!頑張ってよかった (*^o^*)

souzai_owari.jpg

話が前後しますが、先週も結構バタバタでした。
この寒い中、エアコンが壊れて温風が出なくなり、修理に来てもらったり、
また依頼があって、お子様の冬休みの書き初めの宿題の指導に出張に行ったり。

楽しいことも、大変な事もあった一年でしたが、書道に関しては、
随分、古典をじっくりと勉強できたという充実感があります。
その中でも苦手意識があった鄭道昭や願真卿を、自分なりに克服できた事は
大きな前進だと思っております。
振り返ってみても、結局は自分を信じてひたむきに少しずつ進める事がいかに大切か、
改めて実感するばかりです。

来年も健康に留意し、亀の歩み(ではなく丑の歩みと言うべきか?)で
頑張りたいですね。

それからまだ漠然とした思いですが、そろそろ次回の個展の開催も
真面目に検討していこうかと思うようになってきました。
次回はかなり斬新な作品も手掛けたいんですよね。
個展となると相当のパワーを要しますが、自分の成長の為にも必要かな、と。

今年はこれが最後になります。
皆様、本年は色々とお世話になりました。
来る年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
どうぞよいお年をお迎えくださいませ。


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おだやか

東京は澄んだ天気が続いております。
夕方前になると、西日が差しこみ、部屋中がまぶしくなります。

yuuhi_12_27.jpg

この季節、日が暮れるのが早いので、夕日の表情も刻々とどんどん変わってきて、
見ていて飽きません。
割と明るいうちに、部屋から見える夕日を撮ってみました。
あ~、なんて穏やかな時間の流れなんだろう。
日ごろ、毎日が目まぐるしくバタバタなので、こんなひとときが贅沢に感じます。

明日から実家へ帰省します。
この間は書道もお休みになります。

今夜のうちに、臨書を少しでも進めておこうかな。
今は、願真卿の祭姪文稿をもう一度、初めから書いています。
二度目なので、幾分スピードアップし、特有のダイナミックさを意識しています。
願真卿、いいなぁ。すっかり好きになりました。
今年の私の書道活動の中での大きな収穫です。






年末といえば

いくつかありますけど、一つは年賀状を出すことですね。

週末で書きあげました。いつもこの時期になってしまいます。
書道をしている以上、パソコンで、という訳にはいかず、
もうずっと手書きで両面書き続けています。
本音をいうと、書きだす前は毎年面倒で、こんな風習、無くならないかな、
とさえ思ってしまいます。
でもデザインが決まって書き出したら、まあそれなりに楽しんでいる。
両面手書きなので、僅か数十枚でも丸二日がかりで、結構な時間がかかるんです。

これが終わらないことには、なんとも落ち着かないんですよね。
そういえば職場でも私の属する部署では私が出す年賀状が一番多くて、
この時期は仕事しながら、空き時間に年賀状を書くのが毎年の恒例ですね。

ちょっと補足ですけど、年賀状を書きながら今年一年やり忘れている事がないか
何となく考えていたんですが、、、あったんですよ。
これまた年末恒例の「第九」。
昨年は年末ではないけれど、チョン・ミョンフン指揮のヴェートーベンの交響曲の
チクルスを聴いたのですが、今年はクラシックは一度もコンサートにいけませんでした。
という事で、第九のCDを聴きながら年賀状を書いたわけです。
CDはカラヤン指揮、ベルリンフィルです。

第九ついでに、ちょっと音楽の話に逸れますが、私は音楽が大好きです。
書道と同じぐらいに好きですね。それも色々なジャンルが好きです。
書道を本格的に勉強する前は、音楽家になりたかった時期があったんです。
で、その中でも好きな作曲家や楽曲を突き詰めていくと、ヴェートーベンに突き当ります。
そのぐらい好きなヴェートーベンですが、その中でも第九は格別ですね。
もう「神」の領域です。
やっぱり年末に一度聴いておくと、来年へのパワーが漲ってきます。

それから今日は映画「レッドクリフ」を観てきました。
ジョン・ウー監督の作品が以前から好きなので、これは絶対に見ようと
以前から決めていました。
映画を観る前に、「三国志」を読んで、その場面を自分なりに予習したかったのですが、
私が読んだ三国志は吉川英治ので全8巻と長く、結局レッドクリフの舞台設定である
「赤壁」には辿り着けませんでしたが、十分映画を楽しめました。
今、公開されているのは前編(パート1)ですが、パート2も必ず見に行きます。

レッドクリフを見ても、三国志を読んでいても感じることは、
「今の時代に、この日本に生まれてきてどれほど幸せなことか」という事。
あの乱世の世に生まれていたら、男であれ女であれ、争いの犠牲者。
今の経済状況はとても大変ですが、幸いにも私には仕事もあり、住まいもあり、
書道を存分にでき、毎日三食食べられる。
そう思うと、人生は捉えようですね。

今年も残り10日をきりましたね。
残すは大掃除、、、です、私は。




教えることは教わること

もう師走も半ば、早いものですね。
とはいえ私は今年を振り返る余裕もなく、毎日が相変わらず過ぎていきます。
オマケにまた風邪をひき、一日半ほど寝込んでしまいました。
今年の風邪、侮れないですよ。

先日、かなり緊急で書道を指導して欲しいという依頼があったのですが、
先方の切迫感が伝わり、特にお断りする理由もなかったのでお引受けしました。
内容は、10歳のお嬢様の書き初め展に出品する作品の指導。
子供への指導は一番、気を使いますし、私にとってはそれ程大きく感じない紙でも
子供にとってはとっても大きな紙、それも一年ぶりに書く大きな紙となりますので、
書く子供も大変ながら、教えるこちらもかなり大変なレッスンになると覚悟しました。

何しろその場が初対面のお嬢様相手ですから、書道の技量はもちろん、
性格や書道への興味の具合も分からないまま、とりあえず何を書くのか
課題をお尋ねして、お手本を前日に数枚書いて用意していきました。

レッスンは何と5時間に及び、私はその5時間、ずっと喋りっぱなし、動きっぱなし。
さすがに少し疲れましたが(特に喉が)、お嬢様の気分がノッてきてくれたので、
最後はこちらの方が感謝したい気持ちでした。
学生時代、塾講師と家庭教師をしていたので、子供相手に指導する事は慣れていますが、
個人教授で5時間は新記録!となりました。

一番嬉しかったのは、本人が書くうちにどんどんイキイキしてきて、自分の作品に
とても満足していた事。そしてお母様からも感謝して頂き、近いうちに上のお嬢様の指導を
またお願いしたいとご依頼を頂いた事です。

今回も指導者としての心がけである「八つ褒めて二つしかる」に徹しましたが
これは指導だけではないですね。日常のコミュニケーションにも通じる気がします。
会社の中で、友人や家族とのコミュニケーションの中でも、まず相手の良い所に
目を向けてみようと、今回のレッスンを通じて改めて考えさせられました。

やっぱり・・・教えることは教わることですね。

私の書道の進み具合ですが、やっと以前から臨書を進めていた嵯峨天皇の
李キョウ雑詠残巻が終わりました。
saga_owari.jpg

まあ、終わったといっても「とりあえず」全部書いてみたに過ぎませんからね。
明日からは、また願真卿の「祭姪文稿」の臨書と、時間があるときは
大きな紙への書き込みもやらなくては・・・です。
それから、今回のレッスンで自身の課題を幾つか発見できたので、
それもひとつずつ確認していきます。
教えることは最大の修行かもしれない・・・と思ったりしてます。




盛り沢山な週末

この週末は冷え込みが厳しかったですね。

実は結構、めまぐるしい週末を過ごしておりました。
金曜日は有給休暇を取り、ピカソ展の国立新美術館の方を見に行く予定で、
もちろん見てきたのですが、前日に急遽、近場の温泉に一泊する事になり、
午前中に美術館へ行き、ランチを済ませ、会場を一回りしたらすぐに帰宅、
一泊旅行の準備(大したことないけれど)をして箱根へ。

箱根は今年二度目です。
前回は7月に宮ノ下と早雲山で二泊しましたが、さすがに今回は予定外の
急なことでしたので一泊、強羅にしました。白濁のお湯でとても泉質が良かったです。

さすがに強羅に到着したのは6時ちょっと前でしたが、ゆっくりお湯に浸かれたし、
またマッサージもしてもらったりで、とてもリフレッシュできました。
翌日はチェックアウト後、すぐにポーラ美術館へ直行。
ポーラ美術館もお気に入りの美術館のうちのひとつです。
佐伯祐三展を見に行きました。私の彼が絵が好きになったきっかけが佐伯祐三との事で
7月にここを訪れた時から、絶対に佐伯祐三展は見ようと決めていたのでした。
良かったですよ。私も好きな画家ですが、一度にあんなに多くの作品を目にしたのは
初めてです。彼の作品から滲み出る彼の想いを受ける時、なんともいえない切なさを
感じてしまいます。彼、30歳でパリで亡くなっているんです。
それにしてもポーラ美術館の所蔵数は凄いです。所蔵作品の内容も素晴らしいです。

そしてランチは・・・憧れの強羅花壇で頂きました。
gourakadan_kaiseki.jpg

ちょっと贅沢にお昼から懐石を頂きました。写真は八寸です。
これをスタートにデザートまで、どのお料理も体に優しくとても満足しました。
そして何といっても建物の雰囲気が最高です。
旅館のラウンジでコーヒーも頂いてきましたが、ここの雰囲気に包まれたら最後、
何としてもここに泊まるんだ、という決心に近い思いが湧いてきました。
とはいえ今から積み立てでもしないと、私には遠い存在で、どうなることか。

ゆっくりランチを頂き、コーヒーまで飲んで、気がつけばもう夕方間近になり、
東京に帰ってきたのですが、振り返ってみると美術館二か所の鑑賞に温泉宿泊、
そして贅沢ランチと、まあ忙しいながらも相当充実した時間でした。

で書道の方はというと、さすがに箱根から帰ってきた土曜日は集中力がなく
諦めて日曜日に土曜日の分まで頑張って書きました。
saga_12_8.jpg

まだ嵯峨天皇の書とされている李雑詠残巻の臨書を続けています。もう少しで終わる予定。

それからレッスンの依頼のお問い合わせを頂き、これまた嬉しい限りです。
このところ、ポツポツとレッスンの依頼に関するお問い合わせが増えてきました。
極力、柔軟に対応したいと思っておりますので、お気軽にご連絡ください。
レッスン以外についても、例えば書道の勉強の仕方、道具のことのなど、
お気軽にお問い合わせください。
近いうちに書道教室を開塾するべく準備しておりますので、詳細が決まりましたら
またこちらでお知らせいたします。

ということで、今回は取り留めのない内容で申し訳ありません。
あっという間に師走、気持ちよく新年を迎えるためにも、
年内にやり残しが無いように過ごさないとダメですね。



プロフィール

書道家(書道師範)、東京生まれ、北海道育ち、現在都内在住

美帆

Author:美帆
書道家(書道師範)、東京在住。あおい書道教室を主宰、大人から子供までを指導。作品制作においては、国内に限らず海外へも活躍の幅を広げ、多方面で活動中。

毎週月曜日夜間クラス(場所:新橋、成人対象)、隔週火曜日午後クラス(場所:高島平)の生徒募集中です。
レッスンの詳細はホームページ
(https://www.miho-ismt.com)をご覧ください。
お問い合わせはホームページ、または本ブログのメールフォームからお願いします。

出張指導にも応じています。プライベート、グループ(企業・団体への出張可)でのレッスンなど初心者から師範取得まで柔軟に対応いたします(級、段の取得可能)。

いまさら聞けない筆使いの基本、臨書の学習方法、創作の基本、理論などに特化した経験者向けの指導も可能です。既に他の教室で習っているものの行き詰まりを感じている方、伸び悩んでいると感じている方、私をセカンドオピニオンとしてお気軽にご相談ください。

作品制作、看板文字、ロゴデザイン制作なども承っております。お気軽にメールフォームよりお問い合わせください。

(注)プライベートレッスンについては、女性限定とさせていただいております。

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