2009/02/22
たまには鉛筆もどうぞ
今、指導している生徒さんは子供(小学生)と大人です。子供の指導にあたっては、毛筆だけではなく硬筆も大切にしています。
毛筆だと筆の持ち方から筆使いなど、鉛筆やペンで書く時とは違った点を気にする必要がありますが、普段、使い慣れた筆記用具で、正しい字形を身につける事は、筆でそれを会得するよりも容易く、取り組みやすいものです。
私はレッスンの前に、お手本があっても、生徒さんに出す課題を同じ道具で書くことを心がけています。硬筆もしかり。大きく「かきかた練習帳」に2Bの鉛筆でゆっくり書いています。

これが結構、楽しく、思った以上に私自身が集中して、毛筆とは違う良さがあります。何より道具が身近にあるものだし、後片付けもラクだし、ちょっとした隙間の時間で取り組めるのがいいですね。
子供のやることとバカにしないで、たまに五十音でもいいし、自分の名前でもいいから、ゆっくり丁寧に、美しく、、、ただひたすらそれだけを考えて書いてみるのもちょっとした気分転換になります。
少し話が逸れますが、この前、東急ハンズに行ったら、たくさんの種類の「かきかた鉛筆」がありました。私が小学生の頃はただの2Bの鉛筆を使っていたと記憶していますが。今はグリップの部分に工夫があったり、太かったり、三角形だったり、、、それを見た瞬間、とても興味が湧き、思わず自分の手で実際に握って書き心地を試してしまいました。それから鉛筆の持ち方を矯正する道具も沢山ありましたね。今の子供に何を望んでいるか、垣間見れますね。


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