2009/04/17
成長
自分の成長って、大人になると感じにくい。会社内での評価とか、資格取得の為の勉強とか、毎日読書をするといった日常生活の中のちょっとした目標とか、それなりにやらなくちゃいけない事、やった方が為になる事はあっても、自分という一人の人間が「人」としてどれだけ成長しているか、なかなか実感できないし、日常生活に忙殺されていると、こんなこと考えることさえ忘れてしまう。
こんな中、今日、本当に久しぶりに自分の成長を感じる事ができた。
書いてしまえば簡単というか「これだけ」の事になってしまうんだけれど、、、今、私が指導している子供達の作品を「級」を認定してもらうために先月末に提出し、その結果が今日届いたんだけれど、どの子の作品も、すべて予想以上の良い級が認定されていて、心底嬉しかった。自分の事のように嬉しくて、舞い上がってしまったよ。
初めて筆を持つ子、あまり集中力が続かない子もいれば、書道が楽しくて、もっともっと書きたいと毎回言っている子もいる中、ひとりひとりの気持ちと向き合いつつ、それぞれの個性や関心事を尊重しながら、少しでも字が上手くなり、書く事が楽しいと感じてもらう事が最終目的なので、実際は毎回のレッスンは子供達との駆け引きの世界で、何かを教えるという事は難しいものだと改めて感じている時でした。
子供のペースに流されて、ついついダラけてしまう事もあれば、気が乗らない子をどうやって気分を乗せるか、内心、焦りと苛立ちで自分に余裕が無くなってしまったり、本当に毎回真剣勝負です。
それなりに苦労している中、思いもよらない良い結果を手にしたので、今までの苦労は無駄ではないと実感できたし、このままでいいんだって思えた。
本当は子供の上達のための級の認定なのに、何だか私の指導力の認定のように思えて、嬉しさと安心感でいっぱい。
まだまだ頑張れそう。


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