2009/12/31

年の瀬にまた登場

仕事収めでした、、、と前回のブログに書いたばかりなのに、今、仕事しています（只今、夜中3時）。

新年から新しい生徒さんが一気に増える予定で、お手本やご要望に応じたちょっとしたテキストを用意しなきゃ、と思っていたら、「善は急げ」でしょ、と思い立ったら止まんない。

今、夜食の肉まんを食べたところです。また書斎が少々散らかり気味になってきた。

やっぱり手本は難しいし、指導するのは本当に大変。ものすごいエネルギーを消費します。レッスン前に不安な事があれば調べておくようにしていますが、レッスン時間の倍ぐらいの時間が準備にかかることが珍しくない。でも、そのお陰で私も復習でき、新しい発見があり、常に緊張感を保てるのだと思う。

一応、「指導者」の立場ではあるけれど、色々な方、色々な仕事から多くのことを学ばせて頂いています。今年は感謝の気持ち一杯で大みそかを迎え、そして新年を迎えられそうです。色々な方にめぐり合い、書道の仕事も頂いた私、かなり幸せだと思っております。

さて、肉まんも食べてパワーアップしたし、残りの仕事を片付けてしまいますね。

今年は大変お世話になりました。明年も変わらず、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
皆さん、良いお年を！

2009/12/30

のんびり年末

昨日が仕事収め、今日はのんびり過ごしています。

昨日のレッスンは冬休み恒例の「書き初め」の指導。紙も筆もいつも使う物よりも大きなものを使いますし、普段は机で書きますが、書き初めは床で書くことになります。書く方も教える方も大変。だんだん上手に書けてくると、ついついこっちも力が入り、いつも時間オーバーになってしまうのですが、昨日の仕上がりは最高！でした。子供らしく元気一杯で、そして作為が全く感じられない清々しさが、私には羨ましいぐらい。レッスンのあと、さすがに少し疲れが出てきましたが、仕事収めには相応しいレッスンでした。

年明けは5日が仕事始め。実は一月はかなりスケジュールが詰まってきていて、ゆっくりできるのは5日まで。貴重な休みだから、普段出来ないことをして過ごしたいのに、特に予定も無く、ゆっくり大型の作品の創作に向き合うのもいいかと思っているところです。



お部屋に飾ってあるシクラメンです。
彼からのクリスマスプレゼントです。毎日、せっせとお世話して、美しいお花を眺めています。自然の色って、どうしてこんなにも美しいんでしょうね。ただただ見惚れてしまいます。私は自然を目の前にすると、人間はどんなに頑張っても、超えられないと思ってしまいます。自然の美、自然の強さ、、、私たち人間にはかないませんね。

2009/12/27

今年もあと僅か・・・

気がつくと、クリスマスイブ、クリスマスとも終わっておりました。

両日とも書道に追われて、年末なのに、いや年末だからバタバタ。でも忙しい毎日の方が充実しているし、幸せだと思っています。お陰様で、ぐっすり眠れるし、ご飯は美味しい。気になることといえば、最近はレッスンや書の仕事が増え（本当に有難い限りです、感謝です）、自分の創作の時間が後回しになりがちという点。まあ、これは単に私の時間のやり繰りが下手な訳ですから、自分で解決するしかないんですよね。

話は変わりますが、数日前に映画「沈まぬ太陽」を見てきました。原作の小説はずっと前に読んでいたのですが、読みながら泣き、怒り、むなしくなったりと様々な感情が交差したのを覚えています。もしこれから映画を観る予定で、原作を読んでいない方は、ぜひ原作を読んでみてください。あの作品の深さ、重さが増幅してくると思います。山崎豊子の他の作品もお薦めです。どの作品も読み応え十分すぎるほどの秀作だと思っています。「人としていかに生きるか」を問われ、自分と向き合うには良い作品ばかりです。同じ女性として、あのような仕事をこなされる方には頭が下がるばかりです。

年末年始はゆっくりと長編小説を読むのもいいな。因みに私は29日のレッスンが仕事収めです。小説読む前にしっかり仕事しないとね。

2009/12/17

ちょっと一息

生徒さんからクリスマスベアを頂きました。
ボディがムニュムニュして、触っていると何とも言えない癒しを感じます。何故だろう、妙な愛着が湧いてくる。せっかくなのでご紹介します。



でーんと私が書いた臨書の上に座っています。しかも新品の墨を抱いて・・・
臨書は礼器碑です。私の好きな隷書です。

嬉しい事に来年の新しい活動の予定もだんだん入り、年末に差し掛かるというのに、ちょっと気が焦ってきております。個展用の創作も一度始まると、大抵朝まで書いています。たまには癒しも必要ですよね。

せっかくだから、このベアに名前でも付けちゃおうかな。
改めてプレゼント、どうもありがとう！いつまでも大切にします。

2009/12/10

書道の道連れ

最近、書道をする時はラジオを聴いています。CDだといつの間にか終わっていて、次はどのCDを聴こうかな、とあれこれ探していると以外に時間を消費する。常に音が鳴りっぱなしの中で書いている状態なので、もしかしたらラジオでいいんじゃないかと思い、もうかれこれ一カ月ぐらいかな。結構、ハマっています。様々なジャンルの音楽、外国で流行っている音楽、季節感を感じる音楽、、、とまあ音楽三昧なのはもちろん、さまざまなミュージシャンのライブ情報もゲットできるし、色々なナビゲーターのトークも面白い。そういえば私、小学校、中学校、高校と深夜ラジオにハマっていたクチでした。あの時も、ラジオからの音楽とトークが毎日楽しみだったなあ。

私はたいてい、2種類の臨書を同時進行で取り組むようにしています。出来れば全く性格の違う2種類を選び、違う2つの世界を進んでいく感じです。例えば楷書と草書、、、のように。先ほど、先月から取り組んでいた「雁塔聖教序」の全臨が終わりました。先月、スタートした時には「全部書き終えるまでは結構な道のりになりそう」と思っていたのですが、書き出すと思った以上に楽しくて、少しも辛さを感じることなく、「あ～、もう終わっちゃった」という気持ちに。本音をいうと、もう少しぐらいなら書いていても良かったかも。ま、明日からまた別の古典に取り組みますが。

夏から始めた書道史のおさらいも、あと少し。長い中国編が終わり、日本編に入ってからなかなか進まず、加えて少し飽き出し、スピードが一気に落ちていたのですが、ここで止めては意味がないんだと自分に言い聞かせ、少しずつでいいから進めてきました。やっと江戸時代までやってきました。この調子でいけば年内中に終了しそうです。

臨書にしても、こういった机上の勉強にしても、途中で飽きてきたり、何かと理由をつけて止めてしまいがちなんだけれど、どんなにゆっくりでもいいから最後までやり遂げることが自分の自信につながるものだと思っています。私はいつも音楽を道連れに、調子の良い時も悪い時も、筆を持つようにしています。

どんな世界でも独りで進むには辛すぎる。この素晴らしき道連れのお陰でやってこれたと思うと、私は書道という世界にはもちろんだけれど、音楽という世界にも、書道と同じぐらいの愛情と感謝がわいてきます。

2009/12/03

得ること　失うこと

師走に入りましたね。今日は一日中、冷たい雨が降り外出も億劫でした。

書道とは関係ないことですが、ショックな事件がありました。何と長年、使用していた炊飯器が壊れてしまったのです。寒い中を帰宅して、まずは「あったかーいゴハンだ！」と意気込み、作り置きのお惣菜を温めたりしながら、いざゴハンをお茶碗へ、、、と炊飯器の蓋を開けると、炊けてない。生米と水の状態。タイマーセットを間違っちゃったかなと思い、その時点で改めてスタートボタンを押し、その間、お風呂に入って、「よし今度こそ」と炊飯器を蓋を開けるも、さっきと同じ状態。水も全く加熱されていないようだし。今日は常備している冷凍食品に助けられました。残念ですが、明日はビックカメラに行ってきます。ちなみにこの壊れた炊飯器、私が一人暮らしを始めるにあたり、親が揃えてくれたもので、私の生活をずっと陰で支えてくれた存在。今まで十分働いてくれただけに、お別れがちょっと寂しい。私、やっぱり物にも魂があるって思うのよね。

でも、このちょっと寂しい思いを温めてくれるような心温まる事もありました。今日のレッスンが終わった後、一番年下の生徒さん（小2）が、「先生にプレゼントしたい物があるからちょっと待っててね」と言い、待っていたら、大きな折り鶴を一羽、プレゼントしてくれました。クリスマスの飾りに使ってほしいとの事でしたが、クリスマス限定にせず、ずっと大切にお守にしようと思っています。どうもありがとう！

人生ってよくできていますね。何か失えば、何かを得る。失うと思うと辛さや寂しさが前面に出てくるけれど、実は新しい何かを得るチャンスでもあるんだよね。