2011/01/26
自分のために書く
連日レッスンしてます。ようやく「書初め」の嵐も過ぎ去ろうとしていますが、少し・・・疲れてきました。でも、子供達が良い賞をとったと笑顔で報告してくれると自分の事のように嬉しく、また頑張れるものです。最近は大人のレッスン前の準備にも時間がかかるようになり、あれこれと忙しく、なかなか自分の勉強をしっかり腰を据えて出来ないので、時間の使い方の見直しが必要です。やっと、このごろこの前の個展が終わったんだと感じるようになりました。個展が終わって約二ヶ月経ちましたが、ようやく平常心に戻ったようです。思い出せば、個展が終わってからの作業も相当大変で、精神的にはちょっとキツかったし、その間もレッスンは通常通りこなしていたので、肉体的にも辛い時期でした。でも忙しさで毎日があっという間に過ぎ、そして逃げるように年末年始を上海で過ごし、気持ちも切り替わって、だんだん冷静になれてきたと感じます。
次の個展はいつ、どのようなものにしたらいいか、無意識に考える時もありますが、勿論、何も具体的なアイデアはありません。弱音みたいですが、言葉には出来ないプレッシャーを一人で背負うので、相当の覚悟をしないと、個展の開催までには漕ぎ着けないもので、まだその覚悟が出来ない、というかしたくないというのも本音です。
今は黙々と古典を臨書している時間が楽しいです。レッスンで指導している時間も刺激的で楽しいですが、自分の中と向き合いながら、ひたすら淡々と書く作業、、、書道の原点ともいうべきこの作業がたまらなく楽しく、そして大切だと感じています。
オーダーを頂いている作品を仕上げる事を最優先にしているつもりですが、そんな中でも自分の為に書く作業を楽しみ、大切にしたいものです。


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