2011/02/25
春一番
今日は暖かかったですね、電車の中だとちょっと暑いぐらいでした。そして、春一番が吹きました。でも明日はまた寒さが戻るようで、風邪ひかないように気をつけないと。何だか毎日、バタバタとあっという間に終わります。日々のレッスン、レッスンの準備、自分の勉強や創作、そして確定申告の準備。一つ一つ、淡々とこなすしかないので、ダラダラしないで仕事するのみ。今日は午前中にレッスンがあった事もあり、早起きしてレッスン前に自分の勉強をしてみました。
昨夜は師匠に添削して頂いたのですが、自分より多くの経験を積んでいる師匠からは、まだまだ多くの事を学びます。今、自分が指導する立場になって、改めて疑問に思う事が沢山あり、一つ一つを確認して指導にあたるようにしていますが、それでもスッキリしない事もあり、そのような時は師匠に相談しています。よく言われますが、出来るという事と教えられる事は別物ですね。
特に古典を取り組む際は、解釈の仕方がとても大切です。芸術ですから、色々な考え方、拘り方があり、それぞれ尊重されるべきなのですが、でも尊重されるには、きちんと技法が身に付いている事が前提で、その前提だけは絶対に理解し、習得しなければなりません。私の価値観を全部押しつけてはいけないけれど、絶対に譲れない部分がある。それが書道における普遍の美。頭では分かっていても、指導の場だと、やっぱり迷う瞬間もあり、自分の未熟さを改めて知ります。
日々、精進しているつもりですが、まだまだ勉強が足りないですね。でも、昨夜、師匠に言われました。「教える事から、本当の勉強につながる」と。指導者だって迷ったりつまずいて一人前になるんだと自分に言い聞かせ(開き直りじゃない)、これからも頑張ります。有難いことは、今の迷いさえも楽しいと感じるという事。


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