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嬉しい再会

今日は暖かく気持ち良い休日でした。このところ、天気も気温も変化が大きく、気を抜くと風邪をひきそう。油断せずに、そろそろインフルエンザも注意しないといけないですね。

昨日は仕事がらみで外出していました。このブログでも以前にちらっと書きましたが、ある会社(学習塾なんですが)から木の看板制作を依頼されておりました。何でも今年、その塾は創塾二十周年を迎え、新たな出発に向けてのシンボルとしての看板です。そして昨日は、その創塾20周年記念祝賀パーティだったのです。素敵なお仕事の機会を頂いたうえ、パーティへお誘いして頂いたので、とても嬉しい思いで会場へ向かいました。

実は、、、その塾、私が大学生の時、アルバイトしていた塾なのです。思いだしてみるとアルバイトとしてお世話になっていたのは2年ぐらい。私は引っ越しを機に、その塾のアルバイトを辞めたのですが、その後、その塾に伺う事もなく、ただ毎年の年賀状と個展のご案内を送っていたぐらいのお付き合いでした。生まれて初めてのアルバイト先でしたので、沢山ご迷惑をおかけしたと思います。そして本当に多くの事を教えて頂きました。今でも私の財産です。私にとって、社会で働くという事を教えて下さったところです。そして何よりもその塾の先生達が素晴らしかったのです。仕事が大好きで、全身全霊で打ち込み、だけど遊び心は絶対に忘れない。あの塾とのめぐり合いは、感謝してもしきれません。

このように、私にとってはとても大きな影響を与えて下さった存在だったにも関わらず、私が辞めて以来、ずっとご無沙汰だったのですが、昨年の個展のご案内を差し上げた後に、ブログを見て下さったようで、ブログ経由でこの看板のお仕事について、ご相談を頂いたのです。

「嬉しい!有難い!」の言葉に付きました。そしてこの看板に込める思いを先方から伺い、当時の思い出もダブり、この世の巡り合わせや運命にも感謝しつつ、今までには無い緊張感を持って取り組みました。看板の仕事は以前からやってみたかったし、以前、お世話になった素晴らしい方達との再会は、本当に嬉しかったです。

昨日のパーティでは、その看板を来場者全員の前で素敵な演出で披露して下さり、もう感謝!感謝!突然、マイクを向けられてちょっとドッキリしましたが、手短に私が込めた思いをお話しました。

更にパーティでは思いもよらない嬉しい出来事がありました。このパーティには、業界の関係者だけではなく、その塾で学んだこれまでの塾生達や今、通塾している塾生も出席していたので、出席者の年齢層の幅が大きく、参加者も大勢だったですが、なんと過去の塾生の一人が私をしっかり覚えていてくれて、私の席まで駆け寄ってきてくれたのです。当時小学5年生だった彼女、今は医師だそうです。女性の大人同士として話していると、沢山の共通点があって、、、これからは先生と生徒ではなく、お友達です。また会場で初めてお目にかかった方々ともお話させて頂き、人の輪が広がった一日でした。

二次会にまで誘って頂き、私は改めて人に恵まれていると実感した一日でした。いつも、いつも人に助けて頂いています。これからは少しずつでも恩返しができるといいな。頑張ろう。

これはパーティの退場の際に分けて頂いたお花。暫く私の心のビタミンです。
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硬筆って難しい、でも・・・

今年も10月も半ば、早いものですね。日が短くなって、夕方頃は少し物悲しくなってしまいます。

さて、今回は真面目に書道の先生らしい話題を取り上げてみたいと思います。私は書道の先生ですが、毛筆だけでなく硬筆も指導しています。特に子供への指導は50:50の割合で、毎回、硬筆と毛筆を指導しています。美しい字形は硬筆から学び、毛筆での練習は主に正しい筆使いを身につける、これが効果的な学習方法です。

よく毛筆を習えば字は美しくなると思っている方が多いのですが、毛筆の場合は字形だけでなく複雑な筆使い、バランスなど、あれこれ考えて書かなくてはならず、子供にとってはかなり難易度の高い事です。ですから毛筆に拘らず、単に奇麗な字を書けるようになりたいのであれば、硬筆を学ぶ事が早道なのです。

実はこちらのブログをはじめ、あちこちから硬筆を教えてほしいという依頼を親御さんから良く頂きます。学期の変わり目などは本当に多く、沢山の親御さんはお子さんの字で悩まれている事をひしひしと感ます。、私も極力対応したいのですが、体が一つなので、どうしても限界があります。

そこで、完全な解決にはなりませんが、もしお子様の字をどうにかしたいと悩まれている方がいらっしゃいましたら、私は「徹底反復たかしま式ひらがな練習帳」をお薦めします。片仮名や漢字も同じシリーズでありますが、まずは平仮名から特訓しましょう。

この練習帳は、一般的な子供向けのドリルと比較すると、地味で、子供にとってはつまらないと感じるかもしれませんが、鉛筆の持ち方は勿論、字のバランスのとり方を一文字ずつ解説していますし、手本の字も文句ありません。効果的な利用方法は、親子ペアになって行う事です。親御さんがまず解説を読み(図形として捉えてあり、分かりやすいです。私の指導内容と同じなのです)、理解したら、先生となってお子さんに指導してみてください。大人には分かりやすい解説ですが、低学年の子供には難解ですから、子供ひとりで書き進めても効果は望めないと思います。親御さん自身もきっと沢山発見があると思いますよ。

最後に、そうはいってもまずは本人の気持ち、やる気が大切です。やる気が無い相手に無理強いする事は逆効果になりがちですので、決して強制しない事です。無理やりやらせる事で、特に低学年の子供は字を書く事が苦痛になります。親の立場だと、ついつい熱くなる事もあると思いますが、相手にも感情や気持ちがあります。字が書けない訳ではない、汚いだけなんだと割り切りながら、まずは「ゆっくり、丁寧に」、少しでも上達したら、必ず褒めてあげてください。平仮名は本当に難しいんですから。そして親子一緒に学んでくださいね。

今年の夏の思い出(その3)

もうすっかり秋ですが、頑張って「今年の夏の思い出(その3)」をまとめます。これで夏の思い出は終了ですので(さすがに私もいい加減、終わらせたくなった)、その他諸々の思い出をまとめてみます。

まずは華山。崋山は中国五岳の一つで、道教の修行の場でもある、断崖絶壁の山で、たまにテレビで取り上げられますね。西安から一時間伴ぐらいでしょうか。ただ下調べ不足で、駅から出発するバスは朝8時のみだと思い込み、8時に駅に到着出来なかった私達は、確認もせずに、列車で向かう事に。列車もあの高速新幹線もあるので可能なら新幹線で行きたかったのですが、とかく中国の列車は勝手がわからない。何度も鉄道に乗っていますが、まず駅には路線図が無いし、時刻表も見当たらず、とにかく窓口に並び(それも長蛇)、行き先を書いた紙を見せ、何とかチケットをゲット。ただ時刻通りに列車が到着する事が稀で、30分ぐらい遅れたかな。そして乗り込んだ列車・・・まあ、良い体験をしたと今になっては思えますが、もう二度と乗りたくないです。混んでるなんでもんじゃなく、通路にもデッキにも人、人、人。座席の下で寝ている人もいて、少なくとも今の日本では絶対に見れない光景。きっと日本の戦後の列車もあんな状態だったんだろうなと思いましたよ。で、社内アナウンスの中国語はさっぱり分からず、とにかくガイドブックの地図を片手に、止まる駅の名前を確認し、どうにか無事に下車。その後、タクシーで入山口まで行き、入山料を払い、まずバスでロープウェイ乗り場まで。ロープウェイの乗り、行けるところまで登山してきました。険しく、狭い登山道、というか岩を削って無理やり足場があるような道。生憎、この日は靄がかかっていたので、スッキリ見渡せなかったのですが、これまた日本では見られない切り立った岩山でした。

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旅先での運動で筋肉痛が心配でしたが、この日は西安に戻ってからマッサージを一時間伴ほど受けたので、夜はぐっすり眠れ、翌日も筋肉痛もなくて、やっぱり中国に来たらマッサージです。安いし、とても上手ですよ。

翌日は西安を発つ日なので、夕方まで市内観光。さすがにこれまでの疲れがあったので、チェックアウトまでゆっくり部屋で過ごし、ランチを食べて大雁塔に行きました。大雁塔は玄奘三蔵がインドから持ち帰った経典などを保管するために建立された7階建ての塔です。書道をしている人なら絶対に勉強する「雁等聖教序」を見てみたいという気持ちは勿論ですが、玄奘三蔵が実際にこの世に居た「何か」を感じてみたい気持ちもあり、とても楽しみにしていました。ただ、この日は暑かった。本当にものすごく暑くて、かなり疲れてしまい、ゆっくりしたかったのですが、涼しいところで涼みたい気持ちの方が大きくなり、飛行機の時間も気になり、引き上げる事に。ホテルに戻る途中で、また書院門へ行き、筆を買って帰りました。

そしてバスで空港へ向かい、チェックイン。ここまでは良かったのですが、中国の公共の乗り物は、時間通りに運行される事の方が少なく、やはり一時間ほど遅れ。さらに搭乗口が何の前触れも無く変わる。そのたびに移動し、やっと搭乗するも、搭乗してから40分ぐらい待たされ、やっと離陸。上海に着いて、もうぐったり。

そういえば、成田から上海に向かう時も一時間半遅れ、そして上海から成田へ帰国する便も一時間遅れでした。昨今の中国の交通機関での事故を思うと、遅れても無事なら文句言ってはいけないと思うけど、何とかしてほしい。

最後に、これが今回の旅行先で買い求めた物の一部。見直してみると、やっぱり書道関連の書籍がほとんど。日本よりもかなり安く購入できるので、じっくり見極めて買う事ができるなら、なかなか良いですよ。ただ、、、品質は?な場合もあると割り切った方がいい事には変わらないと思います。

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今年の夏の思い出(その2)

またもや時間が空いてしまいましたが、「夏の思い出-その2」です。

その2は兵馬俑編です。兵馬俑は、以前から死ぬまでに絶対に見てみたい世界の旧蹟の一つでした。兵馬俑は西安の駅からバスで40分ぐらいの距離です。バスは駅前に沢山あって本数はかなり多いようで、客引きが次々に何人も声をかけてきて、振り切るのが大変でした。観光スポットを回るバスなので、まずは兵馬俑の手前にある「清華池」で途中下車。ここは楊貴妃の為に作らせた浴室の跡があり、今も温泉が湧いていました。温度はちょうど良い湯加減でした。一時間ほど観光したでしょうか。

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またバスに乗りいよいよ兵馬俑へ。ちょうど昼食の時間となり、兵馬俑に着いてすぐ、観光の前に食事としました。外国に来ると安心するのは、やっぱり日本でもお馴染みのファストフード。現地の食事も楽しみたいのですが、三食中華はさすがに辛いので、躊躇なくケンタッキーに直行。腹ごしらえバッチリでチケットを買い、ワクワクしながら一歩一歩進んで行きました。チケットを買ってから、兵馬俑がある建物まで結構な距離があります。私達はここはケチらず、バスを利用しました。そして、、、、やっと本物を目にしました。

凄い、凄すぎました。予想していたものよりも遥かに大きな規模でした。見れて良かった。そしてここでは写真撮影がOKなので、皆、写真を思う存分撮っていました。一号坑、二号坑、三号坑とあって、まだまだ発掘の途中である事も良く理解できました。

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全てが発掘されるのはいつになるのでしょう。当時の始皇帝の権力は現在の私達の想像には及ばないん程の大きなものだったという事は容易に想像できます。。

西安の旅行からもう一ヶ月もたってしまっていますが、また行って自分の目で見てみたいと思っています。今、振り返ってみても、あの凄さは言葉では表せません。すみません、、、表現力が無くて。興味がある方は、是非一度、訪れてみてください。

その3へ続く・・・

プロフィール

書道家(書道師範)、東京生まれ、北海道育ち、現在都内在住

美帆

Author:美帆
書道家(書道師範)、東京在住。あおい書道教室を主宰、大人から子供までを指導。作品制作においては、国内に限らず海外へも活躍の幅を広げ、多方面で活動中。

毎週月曜日夜間クラス(場所:新橋、成人対象)、隔週火曜日午後クラス(場所:高島平)の生徒募集中です。
レッスンの詳細はホームページ
(https://www.miho-ismt.com)をご覧ください。
お問い合わせはホームページ、または本ブログのメールフォームからお願いします。

出張指導にも応じています。プライベート、グループ(企業・団体への出張可)でのレッスンなど初心者から師範取得まで柔軟に対応いたします(級、段の取得可能)。

いまさら聞けない筆使いの基本、臨書の学習方法、創作の基本、理論などに特化した経験者向けの指導も可能です。既に他の教室で習っているものの行き詰まりを感じている方、伸び悩んでいると感じている方、私をセカンドオピニオンとしてお気軽にご相談ください。

作品制作、看板文字、ロゴデザイン制作なども承っております。お気軽にメールフォームよりお問い合わせください。

(注)プライベートレッスンについては、女性限定とさせていただいております。

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