2012/09/29
9月の終わりに
すっかり秋めいてきて、気がつくともう9月も終わり。今年も残り三ヶ月と思うと、時の流れがあまりにも早くて、時間の流れは本当にいつも同じスピードなんだろうかと思うほどです。でも、あの暑苦しい夜から解放され、エアコン無しで快適に熟睡できる今は最高です。エアコン無しの夜、バンザイ!!しっかり熟睡できると、やはり頭も体も冴えるようで、体は軽いし、創作も進みます。脳がしっかり働いているのが分かります。決断に鈍りが無くなります。この夏、何をするにも集中力が無く、ダラダラとしていたので、この変化は幸せです。
9月は自分の誕生月で、父の命日も9月なので、私にとって9月は自ずと「生きる事」とか「自分」について考えてしまいます。こうして自分を振り返る事もよいものだと思えるようになりました。とにかく私は書けるまで書いていこうと思っています。理想は死ぬその時にも筆を握っていることなんですが・・・。
暑さが落ち着き、ゆっくり自分と向き合ったためか、創作はこの一、二週間でだいぶ進みました。実際に書き込んだ訳ではないのですが頭の中が奇麗に整理整頓された感じです。現在、手がけている数点の作品の構成が決まり、作品の設計図が出来あがってきました。また当初、個展のメインの作品と考えて取り組んでいた作品も、思いきって小型化し、脇役へ変更するという大胆な決断も躊躇なく下せました。
何事も最初の一歩がしんどいものですが、少し軌道に乗ってくるとリズムよく進みます。そしてまた停滞期を迎え、また悩んだりもがいたり、場合によっては少し離れて・・・暫くしてまた一歩を踏み出す、の繰り返し。今は軌道に乗りかけた時。迷いは禁物、とにかくどんどん書いていきたいと思っています。
紙が、墨がみるみる減り、出費がかさむのがかなり痛いのですが(紙も墨も値上がりの一途です)、書道に携わる者として紙や墨は絶対にケチってられません。筆も新しいものが必要となり、熊野へ出向いてみようかと思案しているところです。さらに中腰態勢での創作で腰痛とはいつもお友達。でもやめられない、止まらない、、、私の書道人生。
書道に出会えた事、今更ながら感謝しています。そしていつも変わらない眼差しで指導して下さる師匠へも感謝しています。
明日から10月、とても気持ち良く今年の秋を過ごせそうです。

だいぶ草稿が溜まってきました。これから少しずつ整理し、作品へと仕上げていきます。


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