2014/02/04
今年の目標
早いものでもう2月。昨日は暖かい節分でしたが、今日は一転して東京でも雪が降りました。雪は止んだものの、今週は厳しい寒さが続きそうです。体調管理、しっかりしていきたいですね。新しいご縁や古くからのご縁で仕事も充実し、忙しくも気持ち良く過ごしております。忙しくなるとタイムマネジメントが難しくなりますね。優先順位もケースバイケースで柔軟に対応しなければならない時の方が多く、思い通りに過ごせない日も多いものです。オフをしっかりとオフとして過ごす事が大切だと思います。
さて、私の今年の目標は「写経」です。きっかけは昨年、東京国立博物館で開催された特別展「和様の書」です。自分の創作の参考になればと訪れたのですが、そこで見た「信仰と書」のコーナーに展示されていた数々の国宝レベルの写経を見て、あまりの美しさにすっかり心奪われました。当時は個展の準備が一番忙しい時だったので、すぐに写経に着手できる状態ではなかったので、個展が終わって落ち着いたら書こうと思っていました。上手く表現できないのですが、日頃の創作活動や自分の勉強の延長でなく、自分の為に書きたいと思いました。偶然にも今年は父の17回忌ですので、法事の際に納経できればと思い、少しずつ進めています。同時に仕事や自分の勉強とは別に写経をする時間の確保が難しいと感じているところです。
因みに私の家は日蓮宗なので、写経するお経は法華経です。当然、お経も全巻求め、せっかくだから日本語訳が併記されているものを選び、お経の内容も理解していきたいと思っているのですが、約7万語のお経を秋の法事に間に合うように書くとなると、一日に約330字書かなければならない計算。諦めではないですが、かなりかなり厳しい数字です。でもやれるところまで書き続けたいと思っています。書いて書いて、、、それでも間に合わなければ、書きあげた部分までを一度納経し、残りは仕上がり次第に納経しようと思っています。何故か自分の為に書き上げたいんです。
自分の為に、死者の為に、皆の為に書く、、、写経をする心得が自然と備わった今がやるべき時のように感じています。自己満足なのかもしれません、でも何かを成し得る為の動機にいちいち理由は必要ないように思います。それを通じて自分が何か学んだり、新しい目標が出来れば、全て意味があると思っています。
こんな事を感じていた今日、叔父の訃報を受けました。叔父への供養の気持ちも込めて、自分が今生きてる幸せを感じながら写経を続けていきたいと思っています。
こちら、途中経過です。紺紙金泥です。




スポンサーサイト