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感謝!感謝!とにかく感謝!

やっと春が訪れてきました。今日から一気に春の日差しに包まれ、やる気が出てきたり、優しい気持ちになったり、季節の移り変わりに私達は影響されるものですね。春といえば、別れと出会いの季節でもありますね。寂しさと希望と不安が綯い交ぜになる終わりと始まりが交差する時期。

私にとって今年の春は、例年以上に別れと出会いが多く、少し心が落ち着かないのですが、仕事においては冷静に淡々と進めなければ、、、と戒めている今日この頃です。

昨日のレッスン、ここでのレッスンは私が運営する教室ではく、私が某団体が運営する書道講座の講師として、もうかれこれ5年も携わっているのですが、運営方針の変更により今月で一旦休止する事になりました。受講者はおおよそ30名。殆どの方は継続を望まれているのですが、私は講師として指導しているにすぎず、どうする事もできません。私も本当に寂しいのですが、こればかりは致し方ない、、、再開されるのを望むのみと思い、いつもと変わらない添削、指導を続けていました。

もう残り2回となった昨日、何人もの受講者から「石本先生だったから上手になったのに・・・」、「石本先生だから続けてきたのに・・・」、「石本先生との相性がよくて、これからもずっと習いたかったのに・・・」などなど、本当に本当に嬉しい言葉を沢山頂きました。笑顔でいるのが精一杯、涙がこぼれるのを堪えるのが必死でした。

本当に本当に有り難いです。まだまだ未熟な私に余りあるお言葉を頂いて、どれほどの励みになったことか。私も受講者の皆さんから沢山の事を教えて頂き、沢山のものを頂き、感謝の気持ちで一杯です。

まだ先の事は分かりませんが、受講者の有志が集まりだしました。私とのレッスンができる場を設けられないか模索し始めているようです。結果はどうなるのか分かりませんが、私を取り巻く他者同士が繋がり、動き出している事に感謝してもしきれません。

たかが書道、でもされど書道。こうして人との繋がりを持て、その繋がりを広めていくことができるんですね。とにかく楽しいレッスンを心がけ、時間の限り手を抜かず添削指導してきたことに対する神様からのご褒美かな、と思っています。もしご褒美だとしたら、これは一時的なもの。ご褒美は何もしない者に定期的に頂けないですものね。

手を抜かずこれからも頑張らなきゃ!と今、いつも以上にやる気に満ちています。
春はやっぱり素敵な季節ですね。


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筆の持ち方の「基本のキ」

3月に入り、特に昨日はとても暖かく全身、春の装いで出かけたのですが、今日から真冬の寒さに戻り、この寒さ、来週前半まで続く模様ですね。コートを仕舞うのはもう少し先になりそうです。こんな時期は毎日の体調管理に気を配らなければなりませんね。でも確実に春はすぐそこまで来ています。あちこちで花の便りも目に、耳にしますね。

今日は書道をする者にとって、本当に本当に最初の基本、「筆の持ち方」について改めて書いてみようと思います。というのも私自身も習い始めの生徒さんには必ず筆の持ち方はご説明するのですが、人によってはこの基本をしっかり身に付けるのが難しいのです。見受けるに、日頃の筆記用具(鉛筆やペンなど)の持ち方にそもそも悪い癖がある方は、筆の持ち方にも悪い癖が出ているようです。今回は正しい持ち方と一番多く見受ける悪い持ち方を写真付きで解説します。

正しい持ち方は至ってシンプルで手や指も滑らかに動かせます。持ち方は双鉤法(人差し指と中指を筆管にかける)か単鉤法(人差し指だけ筆管にかける)のどちらかにしましょう。創作で応用させていく場合はこれら以外の持ち方もしますが、日頃の稽古ではオーソドックスなこの二つの執筆方にすべきでしょう。

私は単鉤法なので、写真はすべて単鉤法になっていますが、双鉤法も同様に考えて結構です。ポイントは親指と人差し指は「指の腹」で(双鉤法の人は親指と人差し指と中指が「指の腹」)筆を持つ事です。このように持つ事で掌の中は大きな空間になります。親指と人差し指で大きな楕円が出来ていればOKです。また指先にはしっかり力を入れます。

持ち方1
持ち方2

一方、私が良く目にする「悪い持ち方」は、親指の「腹」ではなく、親指の第一関節で筆を持つものです。第一関節で持てば、掌の中には広い空間は確保できません。また親指と人差し指で大きな楕円はできません。

持ち方3
持ち方4

いかがでしょうか?思い当たる方は、是非この機会に筆の持ち方を改めてみてください。正しい持ち方は指(=筆)の可動域が大きく、俯仰法はじめ、筆圧をかける、筆を吊り上げる、捩じる等を筆の穂先まで思いのままコントロールでき表現豊かな線が生まれますが、悪い持ち方は指(=筆)の可動域が小さく、細かな筆使いのコントロールが出来ず、特に細字(小筆)の扱いはとてもぎこちないです。

次いでに申し上げますが、「腹」で持つのは硬筆(鉛筆やペン等)の持ち方も同様なのですが、最近の若い方(20代)や子供の殆どは親指の第一関節で持ち、筆記用具が垂直に近い角度になっています。結果として、滑らかに字を書き続けられず、筆記する際に紙に打ち付けるような書き方をしています。書き続けるほどに疲れ、当然、字形は乱れる訳です。最初に申し上げましたが、日頃の硬筆の持ち方が誤っている人は、ほぼ例外なく筆においても悪い癖が出ます。

何事においても基本はとても大切です。「ついつい癖で・・・」と言っているうちは、いつまでたっても今のままです。自分に悪い癖があると分かった時点で常に意識してみてください。日頃のちょっとした心掛けで今後が大きく変わってくるはずです。

新しい季節を目の前に、何かを改めたり、何かを始めるには良い時期ですね。自分の上達や成長を少しずつでも実感できる毎日でありたいと、私も精進し続けるつもりです。

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プロフィール

書道家(書道師範)、東京生まれ、北海道育ち、現在都内在住

美帆

Author:美帆
書道家(書道師範)、東京在住。あおい書道教室を主宰、大人から子供までを指導。作品制作においては、国内に限らず海外へも活躍の幅を広げ、多方面で活動中。

毎週月曜日夜間クラス(場所:新橋、成人対象)、隔週火曜日午後クラス(場所:高島平)の生徒募集中です。
レッスンの詳細はホームページ
(https://www.miho-ismt.com)をご覧ください。
お問い合わせはホームページ、または本ブログのメールフォームからお願いします。

出張指導にも応じています。プライベート、グループ(企業・団体への出張可)でのレッスンなど初心者から師範取得まで柔軟に対応いたします(級、段の取得可能)。

いまさら聞けない筆使いの基本、臨書の学習方法、創作の基本、理論などに特化した経験者向けの指導も可能です。既に他の教室で習っているものの行き詰まりを感じている方、伸び悩んでいると感じている方、私をセカンドオピニオンとしてお気軽にご相談ください。

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