2021/03/10
習い事のありかた
今日はとても暖かく、気持ちよく過ごしています。先日、某所から新学期に向け、こどもの習い事について記事を執筆してほしいと依頼を受けました。条件が合わず、辞退したのですが、特に3年生になると毛筆の授業が始まり、本人よりも親御さんの方が戸惑われている場合が多いですね。この時期からGWにかけ、3年生の親御さんからの問い合わせや相談は増えます。
ここで一言では語れませんが、親が先走って「ああしろ、こうしろ」と子供に押し付けることには反対です。やっと3年生になったばかりですよ。
家庭内で出来る事のアドバイスも良く聞かれますが、やはり基本は持ち方と姿勢です。毛筆の場合は机の高さも重要です。おへその高さです。
あと、これは私が言っては元も子もありませんが、長い目で見たら、ほとんどの人にとっては毛筆よりも硬筆のほうが役に立つ時代です(私は子供には硬筆と毛筆の両方を指導しています)。私の立場では、新しい生徒さんは大歓迎なんですが、親が無理やりやらせて、1年ぐらいでやめるケースが多く、勿体ないと感じています。1年程度では身に付かず、ただ苦痛な思い出だけ残るなんて私も辛いですし。
書道教室に行けば、誰でも字が上手くなって、集中力が身に付くのではなく、字を書くことに興味があって、一つの事に集中して取り組むことが苦にならない人が習うから、ますます上達するのだと思っています。「鉄は熱いうちに打て」も分かるのですが、子供だからこそ本人の趣向や興味に左右されるものです。とにかく習わせておけばいいんだ!という考え方は、ちょっと乱暴かなと思っています。
ただし本人がやりたいなら別です。本人が望むなら、お近くの書道教室に相談したり、体験レッスンを受けてみて検討してみるのがいいと思います。もちろん、私も喜んでご相談に乗ります。書道は習いたい時に始めるのがベストです。
それと、申し上げにくいのですが、学校の毛筆の授業が授業になっていないケースもちょくちょくあり、その手のご相談もいただきます。授業になっていない(技術的な指導がない、添削してくれない)の場合は、親御さんとして不安になり、また不満を持つのも当然です。その場合にも遠慮なくご相談ください。
とにかく、楽しく取り組んでほしいと思っています。
楽しいと思わなければ「ほどほどでよし」です。大人が苦痛にさせちゃうのが一番ダメです。
楽しい事は自ら頑張りますから、どんどん上達していきます。努力する事を学び、そして自信も付きます。この循環を子供のうちに身に付けて欲しいと思っています。努力して頑張って上達する事を学べば、大人になってから他の分野でもこの循環を繰り返す事ができるからです。そのためにも子供に対しては、まずは楽しんで取り組むことを応援したいと思っています。

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