2015/05/14
アートワーク制作
GWも過ぎ、少し落ち着いて過ごしている人もいれば、5月病でエンジンがかからない人もいらっしゃるでしょう。私は今年のGWは遠出せず、身近で手軽にゆったりと過ごしつつ、休日にも数回レッスンを行っていました。印象に残っているのは、ブリヂストン美術館で開催されている「ベスト・オブ・ザ・ベスト」展と、東京国際フォーラムで開催された「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015」です。しっかりアート三昧のGWでした。絵と音楽は私の生活には欠かせないもの。書道は勿論大好きですが、鑑賞するのは書道よりも絵と音楽の方が圧倒的に多いです。さて、実はこの度、アートワークを制作しました。GWの真っただ中、5月1日にオープンしたホテル「東急ステイ新宿」のアートワークです。各階のエレベータホールに飾って頂いております。全16点、全て新作です。さらに有り難い事に、インテリアデザイナーさんの発案により、全アートワークを収めたブックレットを作成して頂き、コンシェルジュデスクに置いて頂いています。ブックレットを制作されたグラフィックデザイナーさんのセンスがまた抜群で、私の不足分を埋めて、いや埋めるどころか、実物を上回る素晴らしい仕上がりになっています。
制作にあたっては「無国籍でタイムレスな雰囲気で」という難しくもやり甲斐のあるお題で、制作過程では悩んだり焦ったり、でも楽しくて、、、のとても緊張感のある数か月でした。今となっては、とても昔のようで懐かしいような、もっと書きたいような、不思議な心境です。
本当は現場で一点ずつ撮影できればベストだったのですが、オープン前は現場はかなり緊張感に包まれ、額装された状態のチェックと設置場所の確認のみ、オープン後はセキュリティ保全のため、宿泊客以外はエレベータに乗れず、今となってはゆっくり館内を歩いて撮影することができない状況ですので、オープン前に設置場所を確認した時に確認の為に撮影した一点とブックレットの内容をご紹介します。











新宿のど真ん中にある新しいホテル、海外からのゲストがとても多いとのことで、作品タイトルは額装もブックレットも8か国で表記しています。
私が常に意識しているのは「現代のどのような多様な空間にも調和する書」を提案する事です。今回のアートワーク、少々手前味噌ではありますが、国際都市新宿のホテルという多様な文化が入り乱れる場に調和させる事には成功したのではないかと思っています。
今後もますます多様な空間に書芸術を提案していきたいと思っています。


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