2019/05/01
習作のすすめ
令和のスタート。新しい元号を晴れやかな気持ちで迎え、まるで新年を迎えた気持ちに近いですね。新天皇のお言葉の一節の「自己の研鑽に励み・・・」には一国民として身が引き締まりました。今年は10連休、旅行や帰省、ゆっくり断捨離、いつもと変わらない生活など、私の周りでもそれぞれの過ごし方のようです。私は一部のレッスンは通常通り行いますが、かなりゆっくりと過ごしています。
ゆっくりできる時には普段できない事に取り組みたいもの。もしこれといった予定がないのなら、日頃のレッスンや課題から離れ、自由に創作をしたり、調べものをしたり、鑑賞するのもいいですね。書道というくくりでなくてもいいと思います。何かに触れ五感で感じる事はとても大切です。
作品を創作する場で、自分のイメージから起草できない人が多いなと感じています。これは、もしかしたら日本人の気質なのかもしれませんが、与えられたもの(課題、手本)が無いと書けないという状態から少しずつ脱却していくトレーニングが必要だと思っています。五感はトレーニングで鍛えられるものです。
それから少しの行動力も大切です。書道は時間もお金もかかるし、なにより体力勝負。だから頑張る時だけ頑張る、となってしまうのはよく分かりますが、「いざ本番!今こそ頑張る時」にすぐにやる気スイッチを入れられるように、日頃から少しのウォーミングアップとして習作の制作もしておきたいものです。分かりやすく言えば、本番の試合に備えて、定期的に練習試合をする事と同じです。
習作はそのまま本番の草稿にもなりますし、草稿どころか、そのまま本番として仕上がる事もあります。精神的に気負いのない状態の中で、ゆっくり焦らず、マイペースで取り組めると思います。ぜひ、定期的に習作に取り組んでみてください。最初は億劫でも、まず一枚書いてみてください。まず一枚書く、この実行力です。
これは私の最新の習作です。タイトルは「聖慈」、大きさは全紙です。この言葉は王鐸を臨書しているときに出会った言葉です。王鐸は小字だし淡墨でもなく、線質も全く異なります。でも王鐸の字を見て臨書してから、私のイメージを土台にアレンジしていき、大字の淡墨作品になりました。自分としてもまだ直したい箇所はありますが、この時点で一度休止です。

今後、この習作から発展させて新たな新作に取り組む事もあるでしょう。もしその時が無くても、良い勉強になっているはず。
こんな調子で、少し余裕のある時に焦らず本番を想定したトレーニングはとてもお薦めです。
令和の時代を迎え心機一転したい方、書道に興味のある方、初心者はもちろん、今はやっていないけれど以前習っていて再開したいと思っている方、、、10連休明けにスタートするのは丁度良いタイミングだと思います。ご興味がある方はぜひお気軽にお問合せくださいませ。企業、団体への出張指導の実績もあり、職場や、サークル仲間と一緒に習いたいという方にも柔軟に対応しています。
最後は宣伝となってしまい失礼いたしました。よい休暇をお過ごしくださいませ。
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