2023/01/12
やる気スイッチと指導者の課題
お正月気分も消え、私も通常通りレッスンを行い、自分の勉強と創作を進めています。先日の今年初めてのレッスンで、ちょっと驚きな事がありました。
ちょっと補足になりますが、このクラスの添削は順番制で、さらに平等性を保つ為に添削作品数にも決まりを設けています。内心ではこのルールも一長一短で、特に習い始めや、新しい分野へ挑戦を始めた人にとってはあまりよろしくないと思っていました。かといって、「いくらでもどうぞ」とすると、一人にどんどん時間が割かれ、限られたレッスン時間内に全員に平等に対応できず、試行錯誤を重ねた結果、現在のルールを適用しています。
昨年、書道経験のある方が臨書を学びたいという確たる目的を持って私の教室に入会されたので、その目的達成に繋がる指導をと考え、臨書の添削作品数の制限を撤廃し、まずは短期集中で全臨する事を目標にしました。
この状態をこの生徒さんだけの特例にしてはまさに不平等なので、生徒さん全員に対して臨書においては添削数に制限なしとし、希望者には書いたら書いた分だけ添削するようにしていました。
そうすると少しずつ皆が頑張り出すようになり、先日の今年最初のレッスンでは、私が驚くぐらい年末年始に書き溜めたものを持参してきました。
やる気スイッチがON!になったようです。
「先生が書いただけ見てくれるって言うから・・・」と言われた生徒さんがいました。
生徒という立場では年齢に関係なく、指導者から頑張った分をまずは評価してほしいしという欲求があるものだと改めて学びました。
全員に対して同じ量を添削するのは量的、時間的の平等は保てるかもしれませんが、指導者として今までちょっと楽をしていたのかもしれないと受け止めています。ただ、限りある時間の中で全員に対応するにはどこかで時間的な線引きは必要なのも事実です。もっと言えば、運営面では生徒さんは多ければ多いほど良く、匙加減が難しいのですが、指導者側の工夫や新しい試みをもっと大胆に取り入れ、やりながら訂正や補正を繰り返すのが一番良いのではないかと年初に難しい課題を頂いた気持ちです。
生徒さんの大きな変化にとても嬉しかった半面、私自信も変わって一層充実したレッスンの提供を続けていかなければならない緊張感に包まれています。
今後も変化を恐れず、より一層精進して楽しく共に書道を学んでいきたいと思っています。

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